COTONOHA no MORI ~言の葉の森~

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4月 8th, 2011

日常に取り入れたい色彩の世界

色彩による癒やし, by remi.

日常生活で、視覚からの情報は膨大です。

見えるという感覚に絶対的に必要な要素は「光」です。光がなくては、何も見えません。そして「色」は波長の異なる光の一部なのです。雨上がりに7色の虹が見えるのも「光」の一部である「色」が空気中の水蒸気に映し出されているから・・・

もしも日常から「色彩」が消えてしまったら視覚情報もとても味気ないものになってしまうでしょう。

見たものを認知するのは「脳」の仕事ですから、「色」は脳を刺激する材料になります。春になってお花が咲き乱れるとワクワクしたり切なくなったりいろいろな感情を喚起するのは「視覚」による刺激によるものです。視覚による認知は色による判断に拠るところが多く人間の感情に色が深くかかわっていることが理解いただけることと思います。

色には人間の心に働きかけ様々な感情を抱かせる情緒性と色の違いによってものどうしを区別させる識別性の2つの性質があります。

人類創生以前より「色彩」の世界は生まれており、科学が誕生するよりもずっと以前の私たちの遠い祖先は自然の中にある「色」を用いて癒やし=ヒーリングを行っていました。紀元前400年ころの医学の祖といわれているヒポクラテスから中世ルネサンス期にかけて、医者たちは治療に色をつかっていたという史実もあります。

現代社会では、企業のイメージ戦略に「色」が用いられていることも多く「色彩」の世界はスピリチュアルなものではなく科学的根拠に基づくものと考えることができます。

自分に少し元気がないときに、元気がでるカラーの小物を身につけたり、目にすることで実際に元気を取り戻したり、感情を表現するのが苦手なお子さんの選ぶ色でお子さんのコンディションを把握したり、「色の持つ意味」を知ると日常的に気づきの機会が増え精神的に楽になることもあります。

ブログを通じて色の持つ意味や日常生活に簡単に取り入れられる方法などを発信していきます。

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