6月に中央労働災害防止協会(中災防)主催の心理相談員研修に参加してまいりました。産業カウンセラーの養成講座を受講中の皆様にはそろそろおなじみの中災防なのでは?と思います。
「産業カウンセラー養成講座」中に、講師の方々からオススメされる資格の一つでもあると思いますが
会社で人事関係のお仕事をされている方にはとても有意義な研修になるのではないかと私は感じました。
3日間の研修になりますが、講習、ワーク、ディスカッションという内容です。
産業カウンセラー養成講座と違い、受講者は「心理相談員」という資格取得という目的は一緒ですが
産業カウンセラー養成講座に比べて、実務的な医療現場に従事されている方も多く大変勉強になります。
私が、実際に意見交換させていただいたのは精神病院にて復職のコーディネートをされている方や保健師の方でした。「産業」という視点ではなく「医療」という視点からのご意見をお聴きすることができたのでとても勉強になりました。復職前の治療中の様子がどういう様子であるか、そのとき支えている家族はどのような心境であるのか、とてもシビアなご意見が聞けたのではとても勉強になりました。
心理相談員は「THP トータルヘルスプラン」における心理相談の担当者になりますので「キャリア」よりは「メンタルヘルス」よりの研修になりますので、復職支援や企業におけるメンタルヘルスの実際についての研修になります。ワークでは、グループワークが中心で産業カウンセラー養成講座の実習のような感じです。産業カウンセラー取得されている方も多いですが、取得されず「傾聴」を身に着けていない方も、もちろんたくさんいらっしゃいますので「傾聴」に慣れ親しんだ養成講座受講生の方はいつもよりも新鮮なワークになることと思います。いつでも、どこでも、ですが心理系のワークについては相手に対する思いやりの心とマナー(道徳心)が本当に大切だと思いますので、「カウンセラーとしての倫理」を胸にワークには臨んでほしいと心から思います。
試験もなく資格が取れる研修なので、産業カウンセラーの試験勉強に疲れた後に気楽に取得できる取得ですし異業種の方とも交流でき、意見交換できる、とても実りある研修だと思いました。産業カウンセラー取得後にチャレンジすることもお勧めの研修です。