COTONOHA no MORI ~言の葉の森~

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4月 15th, 2011

足るを知る~東洋思想に学ぶ

対話による癒やし, by remi.

「足るを知る者は富む」~老子 第33章

「知足」ちそく といいます。自分が持っている幸せに満足する、与えられたものに満足するという意味です。そして、今ある幸せを幸せと感じられる人は本当の意味で豊かな人である、と教えている言葉です。

この言葉を「現状に甘んじる」ことと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私は、まず自分の「今」ある幸せに満足し、感謝して次のステップにすすむ事こそ大事とかんがえます。

4月ということで新しい何かにチャレンジしようと思う方も多いのではないでしょうか?

新しい何かを始めるときに「足るを知る」ために現在の自分の状況を正確に把握し、良い点・改善点を洗い出すことが重要です。なぜ「足るを知り」良い点を洗い出すことが重要なのでしょうか?良い点を考えるとき自分の満足感が自分ひとりの力でそうなったのではなく、他者のサポートや環境・運、良い点を構成するすべての要素によって現状の良い点があることに気づくでしょう。それは、「良い点」を支えてくれたすべての要素への感謝の気持ちを持つことへ通じます。それが大切です。足るを知り、感謝の気持ちをもってすると、改善点の修正の仕方が変わってきます。現状を否定するための修正でなく、現状の「良い点」を損なわずに修正する改善になるでしょう。また、感謝の気持ちを持つとストレスもためづらくなります。

「富む」という言葉のとおり、感謝の気持ちを持つと心も豊かになりますよね?自ら、良い思考の循環をつくることが「富む」事につながります。

「足るを知り新しいことにチャレンジすること」

今おかれている自分の立場や状況、今の幸せに感謝したうえで自分の可能性にチャレンジするという気持ちが大切ですね。

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